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お金がかからない大学医学部
お金をかけずに医学部を卒業し医者になる為には
自治医科大学・産業医科大学・防衛医科大学校の受験を考える。
医学部に入学し卒業するまでにかかる費用は入学金等も含めた学費はかなり大きなものになります。学費については当サイトの医学部の学費についてを参照して下さい。
中には医学部に進学する学力がありながら、経済的な理由で医学部進学をあきらめる受験生もいるかもしれません。
しかし、あきらめずに今から紹介するこの3つの大学に合格できれば、学費免除はもちろんの事、学生時代に給与まで支給してくれる大学がある事を知って欲しい。
その3つの大学とは
自治医科大学・産業医科大学・防衛医科大学校である
防衛医科大学校
埼玉県にある医師の幹部職員養成機関として、設置された大学です。
普通の大学生としての扱いではなく、国家公務員の職員としての扱いになる為、大学校への入学金、授業料等の学費は無料。それに加え、毎月約11万円の給料と年2回の賞与が支給されます。
ただ、防衛医科大学校に通う学生は、公務員扱いの為、アルバイトは禁止の事はもちろんの事、勉強面ではとにかく厳しいので、華やかな大学生活を求めている学生の子にとっては少し厳しい学生生活になる事になります。
卒業後の9年間は自衛隊に勤務する義務があり、もし卒業してから9年以内に自衛隊を離職する場合は卒業までにかかった費用を支払わないといけなくなります。
タダで大学に行くことができ、尚且つ給料までもらいながら勉強出来るので、もし防衛医科大学校に通う場合は幹部職員を目指し一生の仕事にするつもりで受験をするべきでしょう。
自治医科大学
栃木県下野市にある僻地医療、地域医療の充実を目的に、各都道府県が共同して作った大学です。医学部と看護学部があります。
卒業後に就学年数の1.5倍の期間を出身地の都道府県が指定する病院・診療所で働けば6年間でかかった学費の返還が免除されるので、実質的にタダで大学に行き、医者になれるようなものである。
自治医科大学の定める出身地とは「受験者の出身高校の所在地」です。よって出身高校の所在地が「出身地」として登録されるので、もし地元ではない高校を卒業した場合(例えば大阪に住んでいた生徒が鹿児島ラ・サール高校を卒業した場合)卒業後9年間(6年で卒業した場合)は自分の生まれた故郷ではなく出身高校の所在地である都道府県が指定する僻地医療、地域医療に携わる事もあるので、その辺を理解した上で受験したい所です。
産業医科大学
福岡県北九州市にある産業医学振興や産業医養成を目的として設立された大学です。名目は私立大学になりますが、学費貸与制度というのがあり、修学年数の1.5倍の期間を産業医として働けば、その貸与された学費が免除されます。
つまり6年間の学費は2200万円~2600万ですが、学費から国立大学の入学金および授業料に相当する額を除いた額は貸与され、卒業後9年間(6年で卒業した場合)を産業医として勤務すればその返還が免除されるという事です。
※産業医とは企業等において労働者の健康管理等を行う医師の事を指します。